落下というよりも、小石が水の中に沈んでいくように、ゆらりと私という存在が落ちていく。
蛇が脱皮をするように、ずるりと私という存在は、我という殻から抜け落ちる。
思考は無くなるのではなく、遠ざかっていき、ふっと見えなくなってしまう。
外の音は耳元に届いているが、私のものではない。
その地点で初めて瞑想は姿を現し、私は歩みを始めだす。
瞑想は方法技術ではなく、祈りであり、神に向けた眼差しであり、「その」状態だ。
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神は、今日歩いた道端の、小石の中にも存在する。
神は、あなたが憎む相手の中にも存在する。
神は、どこにでも、いつまでも、あなたが気づかなくても、
あなたと共に存在する。
瞑想は祈りであり、神の眼差しにあなたの眼差しを向けることなのだ。
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神はあなたという楽器を使い、美しい音を奏でようとする。
神の調律は時には苦しく、あなたに混乱と不快さをもたらすかもしれない。
だが、神の調律が終われば、あなたは、あなたが発する美しい音律に驚くだろう。
あなたの音色は、この宇宙であなたにしか出せない音だ。
そこには最高の美しさと調和がある。
Scarborough Fair
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